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あなたはどうしますか?逃げることができますか?

 全国では、毎年6万件を超える火災が発生し、約2千人の尊い命が奪われ、そのほとんどが逃げ遅れによるものです。人は火災に直面するとパニック状態になり、大きな建物では、防火戸が閉まると普段と様子が一変し、いつも通っている通路や階段でさえも分からなくなることがあります。どんな場所にいるときでも、二つ以上の逃げ道を確認してください。誘導灯がある場所では、常に位置を確認し、いちど屋外の安全な場所までたどってみることも大切です。家庭においても二つ以上の逃げ道を作り、暗やみでも避難できるか家庭で試してみてはどうでしょうか。

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避難姿勢の絵

ポイント煙の流れと速さ

煙は火災で熱せられると空気より軽くなり上昇します。
・上昇した煙は、天井までのぼると横方向に広がります。
・煙の量が増えると、床近くまで下がってきます。
・廊下などを水平に広がる煙は、火元から遠ざかると冷却され、重くなって下降し、視界をさえぎるようになります。煙の速さは、水平方向へ進む場合は1秒間に0.5から3m(人の歩く速さ)、垂直方向へ進む場合は3から5mになります。垂直方向では人の歩く速度より早いので、階段などでは特に注意が必要です。


アドバイスの絵 避難の方法
・タオルやハンカチで口を覆い、煙を直接吸わないようにする。
・できるだけ低い姿勢をとり、床スレスレに残っている空気を吸うようにする。
・避難するときは、燃えている部屋のドアを閉めて逃げる。
・いったん避難したら再び戻らない。
・煙で前が見えない場合は、壁に手を当て方向を確認しながら避難する。
・鼻から吸って口から吐くの呼吸を繰り返す。
・下の階へ避難することが基本。
・エレベーターは使わない。


注意の絵 煙の恐怖
 火災で発生した煙に含まれるガスは、燃焼に伴う酸素不足と高熱で、人の思考力や判断力を鈍らせ、避難を難しくさせます。また、一瞬のうちに体の機能を停止させ、中毒、窒息により死に至ることがあります。

避難口誘導灯の絵避難口誘導灯 アドバイスの絵誘導灯知っていますか

 見たことありますか。緑や白に光る誘導灯。
 私たちの生活で何気なく見かける誘導灯は、初めて入った建物の中で真っ暗になったときや、煙が充満したときなど、私たちの命を守る大切な灯りです

 避難口誘導灯や通路誘導灯は、ともに緑色に光る表示灯になっていますが、避難口誘導灯は緑色の地に白文字で、通路誘導灯は白地に緑文字という違いがあります。避難口誘導灯は、階段などから安全に避難できる場所や、屋外に出る扉の上部に設けられ、通路誘導灯はそのような避難口につながる廊下、通路に設けられます。


通路誘導灯の絵通路誘導灯 ポイントの絵 ピクトデザイン
 日本では、緑色を安全色とみて使用していますが、外国では必ずしも緑ばかりでなく、赤色や黒色を使っている例もあります。以前は「非常口」という文字表示でしたが、現在はピクトデザインという絵文字表現になり、デザイン的にも優れたものになっています。これによって、子供や外国の方でも一目見れば避難できるようになっています。

注意の絵 誘導灯は消防法により、不特定の人が多数出入りする建物に設置されています。火災のときには、停電や煙で周りが見えなくなり、どこに逃げていいのか分からなくなります。誘導灯は停電でも専用の電池が入っているため、20分間は点灯します。通路誘導灯は、煙の中でも確認できるように壁の低い位置床に付いているものもあります。
建物に入ったらまず誘導灯を確認する習慣を身につけてください。

絵 アドバイスの絵

命をまもるために

  私たちを安全な方向へ導いてくれる誘導灯ですが、明りが消えていたり、物が山積みで位置がわからない。また、逃げるための廊下、階段、防火戸の前に物が置いてあり、避難できない状態では、まったく意味がありません。このような建物の中にいるときは「ここは危険な場所」と思うことが大切です。どんな建物でも常に整理整頓してあることが、避難の一歩となり、命を守ることになります。


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写真1        写真2        写真3
煙がない状態   煙が発生      煙が充満した状態

注意の絵避難口が見えますか

 写真2ではなんとか人の姿を確認することができます。写真3の白煙が充満した状態では、かろうじて誘導灯がわかる程度ですが、火災の初期には白煙であったものが、黄色に変わり、それがさらに黒煙に変わったときには、ほとんど視界がなくなってしまいます。 黒煙になると、住み慣れた家でも、方向感覚を失い避難に時間がかかってしまいます。危険を感じたらすばやく避難することが大切です。決して戻ってはいけません。
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